土曜ミステリー

chuka2004-06-05

ついさっき、銀座の福武書店で立ち読みしていたときのことです。
にわかに外がざわついてきたので、外に出てみると、
鼓笛隊や、「ミス中央区」と書かれた帯をつけた女性が3名、あと、除幕式の
テープが用意され、その前には報道のテレビカメラが各社数台いて、
さぁ、何が始まるのかな…?と、遠目にのぞいていました。


どうやら、中央区が、道の脇に取り付けた「警報装置」の除幕式のようです。
真新しい鉄柱が立っていて柱の側面には、赤いボタンと小さなディスプレイがついています。
街を歩いている人が、もし、何か危険な目にあった時に、
柱についているボタンを押せば、警報音とともに、小さなディスプレイに、
警察官がテレビ電話で、助けに応じてくれる、ということだそうです。
それにしても、この鉄柱一本のために、式典までするとは、なかなかの気合のいれよう。
まぁ、最近はぶっそうな世の中ですから、
マスコミが、こういったモノに注目するのは分かるような気はします。


というわけで、無事テープカットも終わり、
エキストラの小学生の子による、実演訓練がはじまりました。(写真)


ポチッ(ボタンを押す音)…ビービービー!
…ブン。モニターにおまわりさんの顔が現れる。そして、スピーカーが応答する。


『はい、どうなさいました?』


「そこで、変なおじさんに、つかまえられそうになったんです。」


『分かりました、すぐに向かいます。』


ガチャ。


ん?変なおじさんというのは、もしかすると…こいつらのことでしょうか?
後ろにたっている…、

ピーポくん!( ロ)゜ ゜




少年は、変なおじさんではなく、明らかに警視庁のマスコットに怯えていました。


左のピーポくんなんて、いまから食べてしまうつもりではないかというくらい、美味しそうって顔をしているし。